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読売新聞11月24日03:07

新人弁護士は東京・大阪に集中、4人に3人



 全国の弁護士会に今秋、新規登録した新人弁護士759人の75%に当たる572人が、東京と大阪の弁護士会に集中、青森や島根など7弁護士会には1人も登録しなかったことが23日、わかった。地方の弁護士過疎が深刻化する中、法曹人口の拡大を目指し、司法試験合格者を1000人台に増やした司法改革の“一期生”たちだったが、若手弁護士の間では、仕事量や収入が期待できる都会への志向が強まっているようだ。

 全国約1万9000人の弁護士は、52の弁護士会に所属。このうち、今秋登録した弁護士759人は1999年の司法試験合格組で、前年より約150人も多かったため、地方の弁護士会への登録が期待された。

 ところが、東京、第一東京、第二東京の3弁護士会に計450人、大阪弁護士会には122人が登録。この結果、東京の弁護士は計約9000人、大阪は計約2600人となり、全国の弁護士の60%以上が東京と大阪に集中する形になっている。

 一方、弁護士1人当たりの人口も東京が1000人台、大阪が3000人台なのに対し、島根や青森などは3万人を超えている。

 地裁支部管内に弁護士が1人かゼロの、いわゆる「ゼロワン地域」も、全国203か所の中に64か所あるが、今秋の登録者の中に、この地域で開業したケースはなかった。

 弁護士の「偏在」問題に取り組んでいる日本弁護士連合会では、「ゆゆしき問題」(松浦護副会長)と受け止め、「弁護士偏在解消に関する研究会」を発足させ、来春までに対応策などをまとめるという。