行者各位
市ノ瀬道子氏の初公判について
 昨日9月1日、当教団にて超人課程修行中でありました市ノ瀬道子氏に対する初公判が開かれましたことを受け、当教団としての見解を申し上げます。
 まず、当教団を巡る一連の詐欺疑惑につきましては、当事者間の見解の相違に端を発するものとはいえ、結果的に社会問題にまで発展し、世の皆様、そして行者の方々をお騒がせいたしましたことに、改めて陳謝させていただくものです。
 また、先日、静岡県富士市及び東京都渋谷区の市民の方々から文化庁宛てに解散請求の署名が提出されましたことについて、先月来より健全運営を目指した改革を断行する中、教団として関係各位のご心情を踏まえての十分な事情説明ができないまま今日に至り、斯様な措置がなされましたことを誠に遺憾に思う次第です。
 本日の市ノ瀬氏に対する初公判の内容に関しましては、本人の弁にかかわらず、本件の真相究明には慎重を期する必要があり、現時点でのコメントは時期尚早であると判断いたしました。本件を含めた一連の事件に関しては、更に十分な審議を重ね、追って正式に教団としての声明を発表してまいります。
 ただ、市ノ瀬氏につきましては、教団運営には関与しておらず、あくまでも「人のお役に立ちたい」という純粋な心根をもった一介の行者であり、悪意をもって人を欺くような人間でないことは事実であります。
 当教団といたしましては、今回の公判を皮切りに始まります旧幹部職員・行者に対する裁判の流れを慎重に見守り、当教団が負った汚名をすすぎ、一刻も早い信頼回復に向けて不断の努力を積み重ねていく所存です。
平成12年9月2日

超宗・宗教法人 法の華三法行
広報部