法の華対策協議会経過報告 99年度版

’99.11.27 作成
元法の華対策協議会役員
1995年
6/30 町内会の「町づくり推進会議」で道場建設等の説明があった。 住民を無視したやり方に不安と怒りが爆発、流会となる。

8/15 「町内連合会としては法の華の施設拡大反対運動には一切関与しない」との話があった。法の華対策協議会を設立する事となる。

9/22 三町内(厚原東三丁目、傘木、厚原北区)の住民有志によって「法の華対策協議会」(338世帯加入)が設立される。

10/30 市長及び市議会議長へ「法の華三法行道場建設及び丘地区への施設拡大反対に関する陳情書(第1次)」(108名署名)提出。

12/5 「陳情書(第1次)」に対する審議が 市議会建設水道委員会にて行われる。

12/15 「陳情書(第1次)」の審査結果を議長より受け取る。

12/22 「陳情書(第1次)」の回答を市長より受け取る。

1996年
1/24、30 市長及び市議会議長へ「法の華施設拡大反対に関する陳情書(第2次)」(3万余名署名)提出

2/4 法の華対策協議会第1回総会開催。「法の華」へ申し入れ行う。 申し入れ内容 @金堂及び道場建設計画中止 A施設及び関連施設の拡大をしない B近隣住民の平穏な生活を脅かさない この頃 「陳情書(第2次)」について、市議会は特別委員会を設置し審議することになる。

3/19 第1回特別委員会  参考人;「法の華対策協議会」野村会長 住民の不安,駐車場が大門にすりかわった件,住環境の悪化を防止するという協議会の目的を説明し,議会に陳情の主旨を訴えた。

4/16 第2回特別委員会  特別委員会が「法の華」を視察

4/23 第3回特別委員会 参考人;藤森弁護士―被害状況について証言した。 参考人;「法の華」星山氏、「昭伸」渡辺氏 内 容;@御布施のトラブルについては価値観の相違だとした。 A大門については連合町内会長に話しをしたと答えた。

5/13 第4回特別委員会 参考人;小糸連合町内会長 @『6月30日の「町づくり推進会議」が反対意見なく終了 承諾者;丘地区連合町内会 小糸』という文書(10月17日付け)が出されている件について問われ,『説明会をやっただけ』と答えた。 参考人;中込北区町内会長 @法の華の資料によれば大門等の建設の際には町内会長と協議したとあるが,相談を受けたかどうかの問いに対して,一切ないと答えた。 A10月17日付け文書をについては知りませんでしたと答えた。

6/10 第5回特別委員会(結論)  「協定書をめぐる動き」に記載

7/21 法の華対策協議会第2回総会 市から提案された「施設の拡大を一切行わないならば,金堂の建設はやむをえない」とする協定書 (第1案)にそって活動を進める事を決議した。 この頃 協定書の第1案は,法の華が合意せず調印できなかった。

8/12 第1回三者協議(協議会、法の華、三町内会) 於市役所 一方的に自分の主張を繰り返す教団と議論がなかなか噛み合わなかった。 「将来の事は約束出来ない」という教団と,「将来にわたって施設の拡大は行わない」という約束を盛り込もうとする協議会とが厳しく対立した。 結局,「協定書に向けた話し合いを今後も続ける」事で合意した。

8/中〜 マスコミで法の華問題が盛んに取り上げられる。

8/中〜 法の華から当分の間「三者協議」を延期するよう申し入れがあった。

1997年
1/8 第2回三者協議 於市役所 協定書の話し合いは又も全くの平行線であった。 「将来の施設拡大をしない約束がされなければ金堂の建設は認められない」とする住民側と,「金堂は建てさせろ。将来の約束は出来ない。」とする教団側が厳しく対立。住民が安心して暮らして行ける「協定書(案)」を再度提案する事とした。

2/4 第3回三者協議 於市役所 前2回の協議から「将来にわたって施設の拡大は行わない」という約束がされない以上,交渉決裂もやむなしとの決意で交渉にのぞんだ。法の華はこの要求を承諾。別紙案にて双方持ち帰り検討する事とした。

2/9 三町内会長との会談 第3回三者協議を受けて3町内会長と今後の対応を話し合った。この中で町内会の中に法の華の対策組織を作る等の案が出た。協定書の件,対策組織の件について,各町内会は常会で審議することを確認した。

2/23 法の華対策協議会第3回総会 「協定書」を承認した。

3/31 「協定書」調印 5/5,7 三町内会常会にて「法の華対策委員会」承認。 これ以降 「法の華対策委員会」に活動の中心を移す。

1998年
2/22 法の華対策協議会第4回総会 「施設拡大阻止」が協定書によって達成された。 今後は協議会と町内会の統一組織「法の華対策委員会」として法の華問題にあたる。協議会の解散を決定する。

12/21 「法の華周辺住環境整備協議会」発足 法の華側の委員;星山,東江,石川,斉藤各氏 住民側の委員 ;法の華対策委員会役員



法の華三法行の施設建設及び対策協議会設置に関する協定書(要旨)
法の華三法行と対策協議会及び丘地区の三町内会は,丘地区の良好な住環境を確保するため,次のとおり協定を締結するものとする。
1.宗教法人法の華三法行は,蓮池金堂を建設することとし,道場の建設は行わない。
2.将来にわたり丘地区内において,天声村ユートピア計画等施設拡大は行わない。
3.その宗教活動に関して,地域住民に不安を与えないよう留意しなければならない。
4.本協定が成立後,法の華と丘地区の三町内会は,「法の華三法行周辺住環境整備対策協議会」(以下「対策協議会」という。)を設置し,地域内の諸問題について事前に協議の上,合意をもって,将来にわたり平和で安全なまちづくりを図っていくものとする。
(中略)
6.この協定に定めのない事項及びこの協定に関して疑義が生じた事項は,対策協議会において協議して定めるものとする。



―用語の意味―
法の華対策協議会;法の華問題に対応するため作られた住民の組織
法の華対策委員会;法の華対策協議会と町内会の統一組織―「協定書」の調印に伴い、発足。 町内会長が委員長を務める。
「法の華周辺住環境整備協議会」; 法の華と住民との意見交換の場



天声村での法の華施設の拡大経過



完成日

施設名

(m2)

’88.2.9

天地堂

5000

’88.11.15

天行堂

’91.9.2

寄宿舎

1400

’93.1.12

迎賓館

4000

’94.4.22

温行館

’95.5.7

天声大門

’95.8

鎮魂の塔

’96.6

スロープ,池

‘98.3.21

金堂


以 上