朝日新聞ニュース速報

 「和牛のオーナーになれば出資金の元本を保証し、配当金を支払う」などと宣伝して和牛オーナー商法を展開し、約800人から10億円以上の金を集めたとして、出資法違反(預かり金の禁止)の罪に問われた「ジェイファーム」元社長、D.T被告(42)=大阪府泉大津市下之町=に対する判決公判が21日、京都地裁であった。木山暢郎裁判官は懲役2年(求刑懲役3年)を言い渡した。  判決によると、D被告はジェイファーム社の元専務=出資法違反罪で執行猶予付き有罪判決=らと共謀し、「子牛のオーナーになれば成牛に育てて売ったときに利益が上がる」との広告をミニコミ紙などに掲載。1996年4月から97年6月までの間、応募してきた不特定多数の824人から、元本に利息を加算した金銭を支払う約束のもとで、10億3400万円余りを集めた。(12:18)  =2021年8月31日匿名修正