近未來通信破産開始決定に関する弁護団声明
平成18年12月20日
各 位
東京都千代田区麹町4丁目7番地8
地引第2ビル407号
リンク総合法律事務所
近未来通信被害対策弁護団
団長 弁護士 紀 藤 正 樹
本日、東京地方裁判所は、株式会社近未来通信及び代表者である石井優に対して破産手続の開始を決定し、鈴木銀治郎弁護士(第一東京弁護士会)を破産管財人に選任しました。
上記破産開始は、近未来通信の「事業」に何ら実態がなかったことが裁判所によっても認められたものであり、当弁護団は、当然の結果と受け止めています。
しかしながら、近未来通信の組織的詐欺によって被害を被った被害者にとっては、この破産開始決定は、あくまでも本格的な被害回復のための開始点に過ぎません。当弁護団は、裁判所及び破産管財人に対して、最大限の協力を行い、近未来通信から散逸している財産を早期に回収し、被害者に対して配当ができるよう、今後も努力していきます。
また、事案の真相の解明と「逃げ得」を許さないためには、捜査機関による早期の立件も欠かせませんので、当弁護団としても、捜査機関に協力し、1日も早い立件を目指していきます。
以上
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