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UP03/12/05 ■放置したのは誰か? やっぱり日本は犠牲者が出るまで、放置されるんですね。痛ましい事件です。 オウム真理教事件は、1988年段階の信者の修行中の死亡事件から坂本弁護士一家殺害事件(1989年)、サリン事件(1994、5年)と発展しました。 カルト内の信者の人権を無視する姿勢は、外部の人の人権を無視する発想と同根です。逆も真です。社会と無意味に対立していたライフスペース事件でも、信者の死があって始めて捜査が入りました。 パナウェーブ事件も、昨年の事件発覚段階(4月)で、道路交通法などで厳正に摘発していれば、死亡事件はおこらなかったかもしれません。キャラバンをただ追っかけただけの警察の罪は大きいと思います。 それと昨年、あれだけ騒いだテレビメディア(特にワイドショー)が、ほとんど沈黙しているのも、国民の知る権利に奉仕するというメディアの責任への自覚が足りないと思います。今回の結果を受けて、きっちり検証報道をしなければ、国民の信頼に答えられてません。 昨年の洪水のような報道は、所詮視聴率のために興味本位の報道であったとの批判を受けても、仕方がないと思います。
[参考]-過去のTOPNEWSから ・UP03/05/23 ■二ビル星の危機は去った!? ・UP03/05/14 ■正直言ってびっくりです ・UP03/05/10 ■なんとなく坂出鉄塔事件のこと |
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UP03/11/09 ■統一教会(=統一協会)問題に泣く家族に愛の手を!-桜田淳子さんはなぜ気がつかないのか? 昨日、全国統一協会被害者家族の会が発足しました。 オウム、法の華の摘発後も、今だに続いている統一協会の被害、続いていること自体不思議というほかありませんが、最近再び活動を活発化させています。 これだけ社会に害悪をふりまきながら、未だに、警察が手をつけないのか?疑問です。怠慢というほかありません。 今回被害者家族の会ができましたが、これは、全国原理運動被害者父母の会の会長「本間てる子」氏が、高齢のため、その活動が難しくなったため、いったん会を閉じ、今回、まったく新しい会として、発足したものです。 ちなみに、本間さんは、その30年以上にわたる長年の統一協会との戦いを、最近、本に著されました。 たびたび復帰が話題となる女優・桜田淳子さん。彼女は、1992年8月25日の合同結婚式に参加し、現在も統一教会の活動を続けています。しかし彼女のお父さん(故人)も、以前は、秋田父母の会「陽光会」の会長として、本間さんと一緒に活動をされていました(下記書物3頁、32頁、41頁)。 統一協会に対する反対運動の歴史にとって、今回の本は、統一協会問題に関わる者としては、必読の書物だと思います。 私信: 桜田淳子さんへ-なぜ統一教会の本当の姿を見てくれないのでしょうか? メールでもいただければ、いつでも統一教会の真の姿をお見せしたいと思います。 本間てる子(ほんま・てるこ)著 2003.8.1 四六判200P ウインかもがわ発行 1575円 わが子の失踪、洗脳、集団結婚。悪徳霊感商法・インチキ募金……。 親を悪魔と呼ぶ反社会的集団と闘った東北の母親、30年の軌跡。 ●内容● 娘の変化 不思議な統一協会 全国原理運動被害者父母の会発足 国会での問題となる 原理運動を憂慮する会 快挙、集団結婚阻止 悪徳霊感商法 「母と闘う」宣言 スターを加えた三万組「集団」結婚式 父母の会の請願署名運動 オウム真理教事件とカルト問題 |
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UP03/11/02 ■愛知万博に怒! あまりにばかばかしいので、ためしにリンクを張ってみました(笑)。 愛・地球博:愛知万博公式サイト - EXPO 2005 AICHI,JAPAN 「人間らしい交流の原点とは、何だろう。それは人が人と出会い、語り合い、理解し合い、尊敬し合い、愛し合うことにあるのではないか。 そのための交流の舞台“EXPO 2005 AICHI,JAPAN”をつくろうと思う」(愛・地球博メッセージ) ところがリンクについて:愛・地球博を見ると、「すべての内容を当方でチェックすることが不可能なため、個人サイトからのリンクについては、基本的にお断りしています。あらかじめご了承ください」とある。 ほとんどの市民は良識をもった市民でしょう! 初めから「市民を疑ってかかる発想」に、「愛」のかけらもないではないか! 僕が2001年に設立した事務所の名前は、「リンク総合法律事務所」。そのコンセプトをよく読んでもらいたい。 「リンク(LINK)とは、「輪」「きずな」「連結」などを意味し、人と人との輪がつながっていくことこそが、新たな人類の叡智や力を生み出す原動力となります。リンクは、今やインターネットの日常用語でもありますが、リンク機能こそが、インターネットの市民力を生み出していることは衆目の理解するところです。」 それからリンクの法的意味も。 正直言って悲しい!「愛」「知」が泣きます。 「愛」をうたうイベントでさえ、リンクに対する相変わらずのこの種の誤解があることに、あきれ果てて言葉もありません。 [参考]:■悪徳商法マニアックス2003年10月31日トピックス |
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UP03/10/24 ■明日は石井さんの刺殺から1年 早いもので、石井こうきさんが刺殺されてから明日で1年です。 ご遺族は、明日はお墓参りに行かれるそうです。 総選挙の関係で、支援者を交えた大きな規模の追悼式は、11月25日ころに開催される予定です。 明日は、この事件に対する僕の想いも「石井こうきさんに想いをはせる-この1年間をふりかえって」と題し、石井基金のページにUPしたいと思います。 今も本当に悔しい限りです。 僕としてはこれからも彼の功績をたたえていたきたいと思っています。 |
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UP03/09/28更新03/09/29再更新03/10/01 ■「マルチの女王」のキャラエピソード 現在7話目まで連載中のマルチの女王「丸池麗央(まるちれお)」弁護士とタッグを組む女性新人消費者相談員の「松永ほのか」ちゃんが勤める「東京都消費者被害救済センター」のモデルは、飯田橋にある東京都消費生活総合センターです。最初まんま原作で使っていたら、編集者から、いくらなんでも固有名詞と同じじゃまずいのでは?とたしなめなれ、名前を変えることにしました。正真正銘「消費者弁護士」の僕を東京都が訴えてくるはずなどないのですが・・・・ 悪徳商法被害の救済にとって、「消費者センター」の重要性にもっと注目してほしいということで、ほのかちゃんを重要な「キャラ」としてたてています。ほのかちゃんの成長を楽しみに! 同様な理由で、悪徳企業の名前を考えるのも大変です。同じ名前の会社があったりすると後でクレームがつくこともあるんだそうです。しょせん漫画ということで、もっと大らかであればいいんですけどね。今は14話まで考えているんですが、変な名前の会社が多いのはそのせいです。ありそうにもない名前を必死で考えています(^_^.)。漫画に「腹黒商事」なんていう会社が登場するのは、こういったからくりがあったんですね。 ちなみに「マルチ」で、「びびん」と反応した人は、おたくです(笑)。 Copyright(C)Leaf こんなんもあります。
詳細を知らない人は、→こちら 以前、東京都消費生活総合センターと、僕のせい?でオオもめしたことがある悪徳商法マニアックスのバナーも「マルチ」です(と思う)。 なお「マルチの女王」のお話は、最初の4話は、デート商法。 現在進行中の4話は、身に覚えのない請求(今週9月30日(火曜日)発売号で、最終話)。 その後の4話は、原野商法を予定しています。ほのかちゃんの露天風呂温泉シーンが登場します。 昔、原野商法の調査で現地を訪問した際に、温泉ぐらいしか楽しめる場所がなかったので、露天風呂に入った記憶を漫画にしました。原野って本当にどろんこになるようなところもあったりして、温泉で綺麗に、というのもありました。 なんとか単行本化するためにも、今後も応援をよろしくお願いします。 |
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UP03/09/16 ■やみ金の銀行口座のもっと情報公開を! 最近、よく「やみ金」の銀行口座について、預金取引停止や預金口座解約の処理の根拠について、マスコミなどから問い合わせを受けることが多いんですが、9月12日付けで、金融庁のホームページで新たな対策が発表されています。 →朝日新聞「口座の取引停止要請 金融庁、ヤミ金融問題で金融機関に」(2003年9月12日付け) ようやく重い腰を上げはじめたようですが、ただまだ手ぬるいです。 日ごろこの問題を担当している弁護士としては、やみ金関連の銀行口座の口座番号と名義人、そして残金について、迅速な情報公開を望みます。なおやみ金口座だけでなく、身に覚えのない請求の口座も問題になっています。こちらも同様です。 「いわゆる本人確認法及び組織的犯罪処罰法による厳正かつ適切な対応をとるよう周知徹底を図るとともに、早急に下記項目をはじめとする実効性ある取組を行うよう文書で要請した」とのことです。 二つの法律の条文については、参照:法令データ提供システム(日本国提供)。 なお最近「身に覚えのない請求」事案で、実在、非実在を問わず、弁護氏名を騙るものも登場しているようです。 その場合は、とりあえず弁護士情報検索(日本弁護士連合会提供) で検索したうえで、日弁連に問い合わせてください。 |
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UP03/09/12-更新03/09/13、再更新03/09/16 ■速報!TBC個人情報流出事件 TBCの個人情報の流出事件で、本日午後1時15分、東京地裁民事第39部が、プロバイダー責任制限法に基づき、WinMX上で、TBCの個人情報をばらまいていた「個人?」のIPアドレスについて、発信者情報の開示を認めました。 今夜からマスコミ等で大きく取り上げられると思います。 ただしこの事件は、TBCプライバシー被害弁護団が代理していた事件ではなく、TBC側の代理人が、弁護団に依頼していない被害者2人を代理して訴えていたという事件です。 被告は、以前、東京通信ネットワークと呼ばれていたパワードコムで、法人契約が多いでしょうから、発信者情報は意外と法人かもしれません。 この事件の詳細はTBCから明らかにされておらず、ほとんど秘密裏に行われていました。僕でさえ判決の直前に知ったくらいです。TBCの被害者への対応は情報公開からは程遠いもので、いまだにTBCのサイトには、プライバシーポリシーも事件後の対応についての情報公開さえされていません。現在でも情報公開と被害者への対応を続けるブルドックソースや金印わさびなどの対応と比べてもそのレベルの低さは明らかです。 今回は、被害者から見れば、結果的によいことをしたのですから、過去の反省を踏まえ、今後は、訴訟を提起するに至った被害者への謝罪と早期の賠償、そして開示された加害者への対応なども含め、きちんと情報を公開していってほしいと思います。 ちなみに今回の判決により、IPアドレス開示型のファイル交換ソフトWinMXの時代はひとまず終えたというべきでしょうが、ファイル交換ソフトには、IPアドレス非開示型のWinnyなど多数があり、今日の判決でも、TBC問題の抜本的解決にはなりませんので、一定の歯止めにでしかありません。 以上、13日付けの朝日新聞朝刊に僕のコメントが掲載されていますが、字数の関係で真意が伝わりにくいこともあり、詳しく論じました。 |
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UP03/08/28 ■この映画が見たい! 簡単ですが、以前見て感動した映画「裁判員~決めるのはあなた~」(95分)が、9月7日のBS-i(TBS系列のBSデジタル局)で放映されるようです。ただし午後1時からとのこと、録画しかないかもしれませんが・・・・。誰か見たら感想ください。 ついでですが、政府の司法制度改革推進本部が、「弁護士報酬の敗訴者負担」についての意見募集を行っています。平成15年7月29日から9月1日です。期限まであと数日しかありませんが、簡単でもいいです。反対の意見を結集させましょう。 僕もこの土日に書いて提出する予定です。
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UP03/08/13 ■何!「希少!!弁護士バッジ」 !?! 何かと話題のYahoo!オークションに、何と弁護士バッジが出品されたようです。 UPは7月29日 11時 17分、これに対し、2003年8月3日19時17分「151,000円」で落札されたようです。 掲載された写真(3枚―上掲はその1枚)の中には、バッジ裏面の番号が写っているものもあります。これは弁護士登録番号で、調べれば、弁護士の具体的な持ち主がわかる仕組みとなっています。偽者なら詐欺(刑法246条)だし、本物なら遺失物横領(刑法254条)ないし盗品等譲受け罪(刑法256条)の可能性があり、犯罪のにおいぷんぷんです。もし弁護士自身が出品したとしたとすれば懲戒は免れないでしょう。 http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d36888832 (落札済みですのでログインには会員IDが必用です―但し本日午後削除済み) 以下は一部過去ログです。
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UP03/08/05 ■火曜日は、「マルチの女王」の日!! 週刊漫画サンデーという雑誌で、漫画原作に初挑戦しました。毎週火曜日発売ですのでぜひお読みください。僕も今日、事務所近くのコンビ二(復活AMPM)で買いました。 ちなみにマルチの女王とは、別に「マルチ商法の女王」という意味ではなく、悪徳商法ハンターの異名を持つ女性弁護士、丸池麗央(まるちれお)の名前から取ったものです。 いつまで続くかわかりませんが、応援していただければ幸いです。 一番よい応援方法は、雑誌の後ろの方についているアンケート用紙に「よい」と書いて送っていただくことですが、「悪い」と書いていただいても、多分大丈夫です(笑)。それも人気がある証拠です。
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UP03/07/21 ■成田空港警備隊の怪? 僕のところに「成田空港警備隊で性を食い物にする事件が多発している」とのメールが来ました。確かに責任問題はどうなっているのでしょう。 「警視庁の捜査結果を待って調査の上、厳正に対処したい」などと、能天気に言っている場合ではない重大な事態だと思います。 マスコミの皆さん、なぜ成田空港警備隊ばかりで不祥事が続くのか、調べてみてほしいと思います。
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UP03/07/17 ■やはり少年院法の改正問題へ発展へ 僕は、長崎幼児殺人事件の犯人の少年が補導された当初から、今回の犯罪で刑法の改正は大上段で、むしろ少年院法の改正のほうがありうるとしていましたが(2003年7月10日付TOPNEWS参照)、やはり法務省は少年院法の改正を検討し出したようです。 刑法を改正すると、軽微な犯罪まで取締りの対象年齢が下がることになり、慎重な判断を求められますが、少年院法の改正であれば、既に犯罪を犯した少年の処遇の問題ですから、犯罪の防止、及び今後の少年の更生のためには、必要な改正かもしれません。
[参考] ■特集:長崎幼児殺害事件―朝日新聞 ■長崎男児殺害事件―読売新聞 ■長崎幼児殺害事件―毎日新聞 |
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UP03/07/10 ■「駿君」事件の備忘録 忘れてはいけない事件だと思いますので、備忘録を作ってみました。 ・2003年7月01日 長崎市で、種元駿君(4歳)が誘拐され、7階建て立体駐車場(高さ約20メートル)から突き落とされ殺害される。 ・2003年7月09日 12歳の少年が補導され、児童相談所に通告される(犯罪捜査規範215条) [今後の予定] 家庭裁判所への送致(児童福祉法26条、26条、少年法6条) 家庭裁判所での調査(少年法8条)―監護の措置(少年法17条、鑑別所での鑑別を含む) 家庭裁判所での審判(保護処分の決定、少年法24条) ↓ ①保護観察所の保護観察 ②児童自立支援施設又は児童擁護施設に送致 ※少年院は、14歳以上の施設(少年院法2条)なので、14歳未満は入所させられない(以下の法文参照)。ところが少年法24条は、法文上は、少年院送致を認める格好になっている。 つまり今後は刑法の改正という大上段な問題よりも、まず少年法で規定している少年院への入所を可能にするための、少年院法の改正問題の方が議論される可能性がある。 児童自立支援施設では教育施設もあるが、実際、これほどの大事件をおこした少年を、出所後も、今までどおり地元の中学校で教育するというのは、かなりの困難が伴うと思われる。難しい課題である。
参照 法令データ提供システム -日本国提供:法律全文の調査-定番、無料、完璧。 通称名での検索も可。すごい! |